レッツエンジョイ!軽スポーツ 3
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バウンドテニス | ||||
概 要 |
「バウンド」とは英語のboundary(限られたスペース)からきたものであり、コートは通常のテニスコートの1/6の広さです。ラケットも小型で手のひらで打つ感じが楽しめます。ルールもいたって簡単でサーブがアンダーハンドという以外はテニスに準じています。そのほか、規定時間内にどれだけラリーが続けられるか(ラリー戦)という楽しみ方もできます。 | |||
用 具 |
ラケット | テニス用のラケットよりグリップの短い、バウンドテニス用ラケットを使用します。全長30cm | ||
ボール | 軟式テニスのボールよりも一回り小さいゴム製ボールを使用します。直径5.7cm、重さ30g | |||
ネット | 専用のネット、支柱が販売されています。ネットの高さは50cm | |||
場 所 |
コートの大きさは幅3m、長さ10mの長方形で、ネットは中央に張り、高さは50cmとします。 | |||
ゲ | ム の 進 め 方 |
1 | 各ゲームは4点先取とします。3対3になったらジュースに入り、その後2点先取した方がそのゲームの勝ちとします。 | ||
2 | トスにより勝ったプレーヤー、またはチームがサービスかコートのいずれかを選択します。 | |||
3 | サービスとレシーブは1ゲームを終るごとに相手側と交代して行い、奇数ゲームを終るごとにコートチェンジを行う。 | |||
4 | ワンバウンドまたはノーバウンド(サーブレシーブの場合はワンバウンド)で相手コート内に返球できないと、相手の得点となります。 | |||
5 | サーバーは、必ずサイドラインとセンターラインの延長線内のベースライン後方で、両足を地面につけて、フォアハンドでサーブしなければなりません。 | |||
6 | 全てのプレーヤーは、サーバーのラケットからボールが離れる前にコート内に入ってはいけません。 | |||
7 | サービスチェンジまたはコートチェンジ、サービスエリアを間違えた場合は、間違いが発見された。 | |||
次のポイントから訂正する。それまでのポイントは有効とします。 | ||||
サ | ビ ス |
1 | サービスは1回とします。(ネットに触れて相手コートに入った時はやり直し) | ||
2 | サービスはフォアハンドサービスとし、腰の高さ以下で打球しなければならない。またフレーム部はグリップエンドより下でなければなりません。 | |||
3 | 各ゲームの最初のサービスは自陣コートの右半分、エンドライン後方より行い、以後、ポイントごとに左右交互のサービスエリアから行います。 | |||
4 | サービスは、右サービスエリアから行う場合は、相手方の右サービスコートへ、左サービスエリアから行なう場合は、相手方の左サービスコートへボールを打ちます。 | |||
5 | 最初のサービスは、主審の「プレー」のコールで開始され、その後は主審がスコアをコールしてからサービスを行います。 | |||
6 | ダブルスのゲームでは、4人が交互に、順番どおりにボールを打たなくてはなりません。 | |||
7 | ライン上に落ちたボールは、そのラインによって区切られたコート内に落ちたとみなされます。 | |||
ワ ン ポ イ ン ト ア ド バ イ ス |
ラケットの 握り方 |
親指と人差し指でVの字をつくりラケットを地面と垂直に立てます。Vの字をつくった手をグリップの上にのせて親指をグリップにそって伸ばし、あとの4本でグリップを握ります。グリップエンドが手のひらに隠れるぐらいに握り親指に力を入れないようにする。 | ||
サービスの 打ち方 |
左手でボールを空中に浮かせからだ全体でラケットごとボールを前に押し出すように打つ。 この際、腰の高さより低い位置でボールを打つ。(アンダーサービス) |
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フォアの 構え方 |
右足をベースラインに対して45度程度に踏み出し、からだ全体の力を抜いて、両膝を少し曲げ、肘をからだの近くにおいて脇をあけないようにします。ラケットは垂直に保って、左手をからだの少し前方におきます。 | |||
フォアの ボールの とらえ方 |
ボールをとらえる位置はバウンドしたボールが自分の腰の高さ程度にきたところでとらえ、前に押し出します。この際、脇をあけないで肘をからだにそって前方に腕全体で振り出します。ボールから目を離さないことが大切です。 | |||
フォアの フィニッシュ |
ラケットは前に振り出すと同時に左45度に振り上げる。(ボールがラケットにあたった時にラケットを止めないで最後まで振り切る) | |||
バックの 構え方 |
フォアと逆の右足をベースラインに対して45度程度に踏み出して右ひじを伸ばし、左手をラケットにそえたまま左肩側に引き、両膝を曲げた姿勢でボールを待つ。このとき、肘と脇が腹に接するように構えます。 | |||
バックの ボールの とらえ方 |
左手でラケットを前に押し出しながら右手の肘をからだにそって真直ぐ前に振り出す。この際、ボールから目を離さないようにします。 | |||
バックの フィニッシュ |
ラケットを前に振り出すと同時に右45度の角度で振り上げる。 | |||
失 点 |
1 | サービスを失敗したとき。 | ||
2 | 相手コートのライン外にボールが落ちたとき。 | |||
3 | ボールがネットにかかったとき。 | |||
4 | 自分のコートにきたボールを打ち損なったとき。 | |||
5 | 2度以上バウンドしてから打ったとき。 | |||
6 | サービスされたボールをノーバウンドで打ち返したとき。 | |||
7 | ダブルスでパートナー同士が交互に返球しなかったとき。 | |||
8 | サービスをしようとした手から放したボールを打たなかったとき。 | |||
9 | 歩行、または走行により移動しながらサービスをしたとき。 | |||
10 | ボールがプレーヤーの身体、着衣、あるいは持物に触れたとき。 | |||
11 | サービスの際、いずれかの足がサービスエリア以外の区域に触れたとき。 | |||
そ の 他 |
コートが狭いと運動量が少ないように感じられますが、その反面すぐにボールが返ってくるので、機敏に動かなければなりません。また、ネットが低いと簡単そうに見えますが、低いボールに対しては腰を低くして打たなければなりません。シングルス、ダブルス、B・Tラリー戦など楽しみ方もたくさんあり、また、年齢層に応じて、それなりに楽しめます。 | |||
B ・ T ラ リ | 戦 |
得点をしていく競技以外に、ラリー戦競技があります。これは、いかに相手にうちやすいボールをだすか、そして、自分の思った位置にボールを打つかということが重要となってきます。 | |||
1 | 試合形式 1チームは6名で編成され1つのコートにネットをはさんで3名ずつ分かれて、決められた順番でラリーを行います。 |
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2 | ラリー戦の勝敗 ラリー戦の勝敗は、1分間のラリーを2回行い、2回の合計回数をチームの得点とし、得点の多いチームを上位とする。 ただし、同点の場合は、該当チームだけで1分間の延長線を行います。 |
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3 | ラリーの開始と終了 各チームは「レディー」というコールで各自のポジションにつき競技開始の合図でラリーを開始します。1分経過後、競技終了の合図でラリーを終了します。 |
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4 | サービスの方法 サービスは、両サイドラインの仮想延長線の内側でベースラインの後方(サービスエリア)で行わなければなりません。サービスを入れるべきエリアは、相手コート全面とし、センターラインでは区分されません。 その他はバウンドテニス競技規則に準じます。 |
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5 | サービスのフォールト サービスがフォールトの場合、相手方コートの次順のプレーヤーがサービスをやり直すものとし、中断した時のボールはチーム内のどのプレーヤーが拾ってサーバーに渡してもよいものとします。 |
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6 | ラリーの中断(サービスから開始する) | |||
a | ボールをノーバウンドで返球したとき。 | |||
b | 相手方コートのプレーヤーが打球するまでに、次順のプレーヤーの足がコート内に触れたとき。 | |||
c | ラリーの順番を誤って打球したとき。 | |||
d | その他バウンドテニスの競技規則の失ポイントに該当したとき。 | |||
7 | ラリーの方法 ラリーはワンバウンドの後、ツーバウンドする前に打たなければなりません。ラリーを行う順番は競技開始前にチーム内で取り決め1分間の制限時間が終了するまでは同一順番で行うものとします。次順のプレーヤーは、相手方コートのプレーヤーが打球するまでは、ベースライン後方に位置し、コート内に入ってはいけません。 |
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各チームが使用できるボールは1個とします。 | ||||
ラリー 回数の カウント |
ラリー回数は、各コートの審判がカウントします。競技開始の合図で、サービスから開始し、相手方コートに有効なラリーが入るごとに1回づつ加えます。 競技終了の合図でラリーを終了しますが、合図の直前に打球されたボールが有効であれば、その打球は有効ラリー回数に含めます。 |