競技スポーツの振興
スポーツ医科学(首のけがの応急処置)
船橋 健司
(多治見市民病院整形外科) |
水泳の飛び込みや、ラグビー、器械体操等に多いのが首のけがです。なかでも頚髄損傷(けいずいそんしょう)は重篤な障害を残します。
頚椎は7個の骨でできており、その中に頚髄が通っています。首に過度の伸展や屈曲が加わると、その中の脊髄まで損傷することがあり、これを頚髄損傷といいます。損傷を受けた頚髄の部位によって呼吸麻痺(まひ)や手足の麻痺が起こります。 |